「最近アフィリエイトを始めたけど、収入に対して税金ってかかるのかな?」
「税金がかかる場合は具体的に何をしたらいいの?節税対策はある?」
こんな悩みを解消します。
本記事の内容
- アフィリエイトの収入には基本税金がかかる
- 確定申告の大まかな手順
- アフィリエイトの税金を抑える節税対策
この記事を読み終えれば、今後アフィリエイトを続けていくにあたっての税金の疑問が解消します。おすすめの節税対策についても解説していきます。
アフィリエイト収益は税金がかかる?
結論からいうと、アフィリエイトの収益には「基本」税金がかかります。
税金がかかると、収益に応じて金額が変わる「所得税」と、一律10%程度の住民税を払う必要があります。
所得税は所得に対して課税され、収益-経費=所得になるので、できるだけ経費を増やした方が所得にかかる税金は減らせます。
納め方は確定申告を利用して手続きをしながら納めます。
※確定申告の大まかな手順は後述しています。
しかし、アフィリエイトで収入が発生したからといっても全員が税金を納めるわけではありません。
納めなければいけない人と納めなくても大丈夫な人が存在し、その違いについて解説していきます。
なお、子の解説する違いは、アフィリエイトに限らず副業は同じ条件ですから、1度覚えれば様々な場所で役に立つかと思います。
税金を納める人
税金を納める必要があるのは、アフィリエイトで年間の所得が20万円を超えた人が該当します。
副業サラリーマンの場合で考えると、本業の給料をもらいつつ、個人のアフィリエイト所得が年間20万円を超えたら年末に確定申告をする必要があります。
確定申告をしないと必ずばれてしまうわけではありませんが、脱税です。
税務署から追加で税金を取られてしまいますので、忘れずに納めましょう。
「確定申告なんてやったことないし、難しそう」という方は、早めに税務署に相談することをおすすめします。
年末になるにつれて税務署も忙しくなり、相談に時間を割く暇がなくなってしまいます。
あらかじめ確定申告が決まっている人はできるだけ早く、お近くの税務署に相談をしておくと苦労せずに済みます。
税金を納めなくてもよい人
アフィリエイトの収入が出ても税金を納める必要がない人は下記の通り。
- アフィリエイトの所得が年間20万円以下の副業サラリーマン
- 本業による収入がなく、アフィリエイトの所得が年間48万円以下の人
まず1つ目は、アフィリエイトの所得が年間20万円以下で、年収2000万円以下の副業サラリーマンの人は税金を納める必要もないし、確定申告をする必要がありません。
所得が年間20万円以下なので、経費をうまく使えば20万円をギリギリ超えてしまっている人でも確定申告しないで済むチャンスがあります。
確定申告は難しいし手間がかかるりますから、できればしたくないですよね。
2つ目に、本業による収入がなく、アフィリエイト所得が年間48万円以下の人も税金を納める必要がありません。
いわゆる学生や主婦の人が主な対象者かと思われます。
アルバイトやパートを並行して行っている人は、給与所得とアフィリエイト所得を足して48万円以下なら確定申告が不要です。
48万円だと収益の規模としては少し大きく、毎月収益をメモして管理しておくと自分が確定申告必須なのか間違えずに済むでしょう。
確定申告には2種類ある
一口に確定申告といえど、雑所得と事業所得の2種類があります。
そして、ほとんどの副業アフィリエイターの方は前者だと思います。
雑所得か事業所得かによって申告の方法が変わるので、ぜひ覚えていきましょう。
雑所得の申告の方法
雑所得とは、一般的に税務署に開業届などの提出をしていない方が当てはまります。
主に副業でアフィリエイトに取り組んでいる人は雑所得に該当するでしょう。
雑所得で確定申告する場合の手順は下記の通り。
- 年間のアフィリエイト収益+経費額の合計を「確定申告第二表」に記入
- アフィリエイト収益から経費を引いて所得額を算出
- 所得額を「確定申告書第一表」に記入
手順は比較的簡単だと思われます。先ほども説明しましたが、困ったら早めに税務署に相談するのが安全です。
事業所得の申告方法
事業所得とは、個人事業主や開業届を出している方が当てはまります。
事業としてアフィリエイトに取り組む必要があるんで大きな収益が見込める人は事業所得で確定申告をした方がお得です。
ただ、デメリットもいくつかあるのでよく調べてから申告しましょう。
事業所得で申告する方法は青色申告をしている場合としていない場合で税金の額が大きく変わります。
青色申告は確定申告をする都市の3月15日までに承認申請を提出すれば所得から最大65万円の控除が受けられるお得な制度です。
しかし、複式簿記と呼ばれる少し複雑な帳簿を作成しなければならないので、会計ソフトや簿記の知識が必要になるでしょう。
青色申告を使った確定申告の手順
- 帳簿を作成して貸借対照表・損益計算書を作成
- 上記を申告書に添付
一方で白色申告と呼ばれる、青色申告より簡易的な申告方法もありますが、青色申告のように最大65万円の控除を受けとれないので、青色申告を推奨します。
確定申告の方法
確定申告をするには、いくつかの手順に沿って行います。
最初は慣れない作業で難しいかもしれませんが、アフィリエイトの確定申告は比較的簡単な方なので、早めに少しずつ取り組んでいきましょう。
主な手順は下記の通りです。
- 書類の準備
- 申告書の作成
- 提出して納税
1つずつ解説していきます。
書類の準備
まず、確定申告に必要な書類を諸々準備します。
必要な書類は人によって異なりますが、確定申告書、本人確認書、などはマストです。
事業所得で申告する人は、青色申告決算書や源泉徴収票も必要になってくるので、忘れずに準備しましょう。
申告書の作成
先ほど準備した書類を作成していきます。
今は紙の確定申告書で作成しないくても、スマホで確定申告できたり会計ソフトを使ったりして、従来の確定申告より楽に作成できます。
もし難しい作業をあまりしたくない方がいたら、多少のお金を出して会計ソフトなどを活用するのも1つの手です。
お金で時間を買うのは効率の良いことなので、将来的にも確定申告をする予定ならば早めに取り入れておくのが良いでしょう。
提出して納税
諸々の書類が提出できたら、税務署に提出をしましょう。
紙で確定申告をする場合は確定申告会場の窓口で提出。
スマホやPCを使用して電子申告をする場合はそのまま提出。
提出をすると、所得税・住民税の納める金額が決まり、納税をします。
確定申告をしたからOKではないので注意です。申告をして納税をするまでが確定申告をです。
所得税の支払いは、クレジットカード、コンビニ振込、税務署で支払いなどで行えます。
不安な方はあらかじめ税務署や金融機関に相談しておくと安全かと思われます。
納税ができれば、確定申告は終了です。
アフィリエイトで経費になる可能性があるもの【節税対策】
確定申告で納付する所得税を減らすには、経費をうまく利用すると減らすことができます。
経費はしっかり業務に関係しているものなら基本は認められるので、業務に関係している支出はレシートや領収書を忘れずに保管しておくと便利です。
アフィリエイトで経費になる確率が高いものは下記の通りです。
- 書籍代
- 通信費
- 交通費
1つずつ解説していきます。
書籍
アフィリエイトの業務に必要な書籍代は基本、経費になります。
自分が発信しているアフィリエイトジャンルの書籍や、アフィリエイトで利益を出すために必要な書籍は業務に関係しているので、経費にできるでしょう。
書籍を読んで業務につなげることによって利益も拡大でき、金額は経費として落とせます。この循環はアフィリエイトをしていくにあたって良い循環を作れるため、書籍は読んで損はないでです。
購入した書籍は必ずレシートや領収書を保管しておきましょう。
通信費
アフィリエイト業務をしている間のスマートフォンの通信費、Wi-Fiの使用料、サーバーの使用料などの通信費は経費になります。
アフィリエイト業務を遂行するうえで通信費はかなりかかるため、めんどくさがらずに放置せず、経費として使用料を計算しておくと節税になります。
交通費
アフィリエイト業務を行うさいのバーチャルオフィス代や、交通費は経費になります。
アフィリエイトは基本PCを使用して行う業務のため、カフェやコワーキングスペースを利用して業務をしている人も多いのではないでしょうか?
使用ている間の利用料は経費になるので、普段は自宅で作業している人も今後は別の作業場所に出向くと、経費になりますし、作業効率が上がるかもしれません。
ただ、カフェなどで購入した食費や飲料代は経費になるかと言われると微妙です。
経費にならないかも、と感じたものを傲慢に経費にするのはやめておきましょう。
迷うものは税務署に相談しておくのが安全策です。
よくある質問
アフィリエイトを始めとした副業で確定申告をするときによくある質問を回答します。
同じ悩みを抱えている人が多いと思われるため、身近にも困っている人いたら助けてあげましょう。
確定申告はしないとばれる?
確定申告は、しないと必ずばれるわけではありません。
しかし、税務署の方々は個人の銀行口座をすべて確認できる権利を持っているので、バレるリスクは常に隣り合わせです。
そもそも確定申告をしないと脱税ですし、ばれてしまったときのリスクもバカにはならないですから、確定申告の対象者は必ず行いましょう。
確定申告で納める税金の額が大きければ大きいほど、ばれる確率も大きくなり、ばれた後の代償も大きいです。
確定申告をしないとどうなる?
確定申告をしないと、税務署から連絡が来て、追加で税金を徴収されます。
徴収される金額は、確定申告をして納める税金の額が50万円までの人は+15%、50万円を超えた分は+20%の金額が追加で徴収されます。
仮にもう確定申告をするのに間に合わなく、追加徴収をされてしまう場合は、税務署から連絡が来る前に自己申告しましょう。
税務署からの連絡が来る前に申告すれば、追加徴収の金額が5%に抑えられます。
会社が副業禁止の場合は確定申告したらばれる?
「会社が副業禁止だけど、隠れて副業をしている」という人はかなりの人数がいるはずです。
副業禁止の状況にいる人が抱えている不安の1つが、確定申告をしたら会社にばれてしまうのかです。
結論から言うと、工夫をすれば防げます。そして具体的な工夫は、確定申告書を提出するさいに、住民税の納付を「普通徴収」を選択します。
副業が会社にばれてしまう原因は、住民税の金額が会社に納付書として届いたときに金額が大きく増加しているから副業を疑わればれてしまうわけです。
普通徴収にしておけば、副業で増加した分の住民税の納付書が自宅に届くようになり、会社にばれるリスクを防げます。
会社には給料分だけの住民税が納付書で届くので、ばれる確率はほぼ100%防げるでしょう。
確定申告と経費の知識を活用しよう
今回はアフィリエイトと税金の関係について解説しました。
確定申告が必要な人
- アフィリエイトで所得が年間20万円を超えた人
確定申告が不要な人
- アフィリエイトの所得が年間20万円以下の副業サラリーマン
- 本業による収入がなく、アフィリエイトの所得が年間48万円以下の人
自分は確定申告が必要なのか判断し、必要な場合は忘れずに行いましょう。
確定申告をしないと、税務署から税金を+で徴収されるリスクがあります。
徴収されないためにも、必ず確定申告を済ませ、経費を利用して節税をしていきましょう。