会社の仕事とは別に副業を始める人が増えてきた昨今。会社も副業を推奨するようになって、ますます副業が盛り上がるばかりです。

 

世の中に多くの仕事がありますが、どういった基準で副業を選べば良いのか迷っている人もたくさんいます。そもそも今の仕事と両立できるのか心配する人も多いです。

 

会社の仕事をしつつ、副業と両立させるためには副業の選び方が非常に重要になってきます。副業は仕事の内容によっては本業にも良い影響を与えてくれます。副業と本業の組み合わせ次第で、シナジー効果が期待できるようになるのです。

 

今回の記事では副業と本業の組み合わせ方について解説します。これから副業を始めたい人やすでに副業をやっている人も、ぜひ読んでみてください

副業の選び方

副業は世の中に多くの種類があります。本業で会社の仕事をして、仕事が終わってから別の仕事に取り掛かるのが副業です。副業は本業とは別にお金を稼ぐ手段であり、コンビニや居酒屋のバイトまで入れるとその種類は数えきれないほどあります。

 

副業を選ぶときには、本業と両立ができることが前提となってきます。本業の仕事を疎かにすると、本業での評価も下がってしまう可能性があります。本業と副業を両立させるために、本業と両立させやすい副業を選ぶと良いでしょう。

 

副業と両立させるためになるべく体力を消耗しない在宅でできる仕事を選ぶと良いでしょう。本業で一日の仕事で体力を消耗しまうので、在宅でできる仕事をして体力温存させつつ仕事をしたほうが継続しやすいでしょう。

 

また、本業をやりながら副業をすると、本業以外の時間を効率よく活用しないといけなくなります。外での仕事になると、移動時間が発生するので、効率が悪くなります。時間効率を考えると、在宅でできる仕事をすると良いでしょう。

本業と副業は同じ領域を狙うと良い

副業を選ぶ基準として、本業と同じ領域を狙うと効率良く稼げるようになります。本業と同じ仕事を副業として取り掛かることで、本業で得られた知見がそのまま生かせるので、すぐにお金を稼ぐことができます。

 

本業の仕事と副業の仕事の職種が違っても、学習をすることでお金を稼ぐことができます。しかし、本業と副業の内容が同じであれば、すでに本業でやっていることをそのまま副業で生かせば良いので、学習にかかる時間が削減できます。

 

本業と副業を同じ領域にすることで、本業で得られた知見や技術を副業で活用できるだけでなく、副業で得られた知見や技術を本業でも生かせるようになります。当然、稼ぐために学習をすることになりますが、副業でも活かせて、本業でも活かせるので相乗効果が高いです。

 

ご自身がやっている本業の内容が、副業でもできるものであれば、本業と副業を同じ領域にすることも良いでしょう。

本業と副業を掛け算する

本業と副業の内容が異なったものでも、お互いを掛け合わせると、お互いに良い影響を与えてくれるものがあります。例えば、飲食店を経営しているお店がYouTubeやインスタグラムで発信をすることでお店の認知度が上がって集客が増えたり、SNSで広告収益がついて広告収入を得ることができます。

 

ご自身のお店の売り上げが伸びて、SNSでの広告収入が増えてくると、今度は他のお店を経営している人からコンサルの依頼を受けることもあります。このように、お互いに違った分野であっても双方を伸ばせるだけでなく、その後の仕事の幅が広がってきます。

 

本業と副業の組み合わせが一見すると、違う領域であまり関係ないと思われがちかもしれません。しかし、相性の良い組み合わせをすることで本業と副業が両方伸びるケースがあります。多くの場合、これまであった仕事にITの要素を組み合わせることで、双方が伸びてくるケースがほとんどです。

 

今やっている本業が副業で同じものがないからと言って諦めずに、挑戦してみると良いでしょう。

本業と副業を同じ領域で相乗効果を得た事例

本業と副業を同じ領域にして成功した事例を3つ紹介します。本業と副業を同じ領域にできる仕事の主なものを紹介しますので、ご自身の中で参考になるものがあれば嬉しいです。

 

・ITエンジニア

ITエンジニアは市場で需要があるにも関わらず、供給が足りておらず、副業をする個人に案件が流れてくるような状況が起きています。

 

本業でプログラミングをやらないような職種の人たちまで参入している位なので、普段からITエンジニアとしてプログラミングをやっていれば、副業で稼げるようになるまでにそこまで時間はかかりません。

 

本業でエンジニアとして得られた知見を副業で発揮し、副業で得られた経験やノウハウを本業に還元するというサイクルが作りやすいのがITエンジニアです。

 

・WEBマーケター

WEBマーケターはエンジニアと同様、市場で需要があるにも関わらず供給が追いついていない仕事です。WEBマーケターはWEBサイトをはじめとしたコンテンツからいかにして商品の販売や宣伝をするかという仕事です。

 

WEBマーケターはWEBメディアをいかに多くのユーザーに見てもらうためにWEB広告を打ち、メディアのコンテンツを充実させていくかという業務を行います。

 

WEBマーケターの仕事はエンジニアと同様、本業で得られた知識を副業に自分でブログをはじめとしたWEBメディアに活かすことができます。自分で運営したメディアを逆に本業に活かすことができます。

 

・動画編集者

本業で動画制作会社に勤めている人であれば、動画編集の仕事を巻き取ることも簡単にできます。動画市場はYouTubeをはじめとした媒体で今最も伸びている市場と言っても過言ではありません。

 

動画編集市場は、YouTubeなどでメディアを出しているYouTuberをはじめとしたクリエイターが増えていて、撮影した動画の編集業が増えてきています。動画制作や編集をやったことのない人でも動画編集業務を請け負っているような状態なので、動画制作会社で編集業をやっているようであれば、問題なくできます。

 

本業で得てきたスキルを副業に生かすことで、早いうちから収益化をすることができるのが動画編集の良いところです。ご自身が動画制作会社に勤めているなら動画編集の副業に挑戦してみるのも良いでしょう。

 

本業と副業を同じ領域で取り組むと、収入だけでなくスキルや経験を本業1本の時だけよりもはるかに積むことができるようになります。本業と副業同じ領域で挑戦できる人はぜひ、挑戦してみましょう。

本業と副業を掛け算して収益を上げた事例

本業と副業を掛け算して収益を上げた事例を3つ紹介します。本業と副業を掛け算することで双方にシナジー効果がある場合がありますが、実際にどのようなケースがあるのかを紹介します。

 

・美容師がYouTubeチャンネルを開始した話

美容師がYouTubeを始めたことで、個人のライフスタイルを発信することでファンを獲得していき、お店の指名を上げていきました。

 

YouTubeの収益もあり、独立に必要な資金を十分に貯めることができて、自分のお店を持つようになりました。自分のお店を持ってからは、YouTubeで得られた集客力を生かして、売り上げを上げていき、収入を伸ばすことに成功しています。

 

・ジェラート屋さんがInstagramを開始して売り上げを伸ばした話

実店舗のジェラート屋さんがinstagramを開設して、コンテンツを上げていってお店の認知度を上げていきました。Instagramのフォロワーを徐々に伸ばしていってお店の認知度が上がり、集客を増やして売り上げを伸ばすことに成功できました。

 

またinstagramもフォロワーが多いので、ECと連携させてネットショップ経由で商品を販売することで、ネットで商品が売れる状態になりました。このように本業一本ではリーチできなかった潜在顧客へのアプローチができるようになって本業と副業の売り上げを伸ばすことに成功したのです。

 

・エンジニアがブログを使って案件を獲得した話

エンジニアがブログで学習してきた記録をブログに書いていき、案件の依頼を受けるという事例があります。もともとブログに学習記録の記事を書いたり、サイト制作に必要なサービスを紹介して紹介料を得るという仕事をしていたら、案件の問い合わせを受けるということが発生しました。

 

これまで仕事を受けるために、クラウドソーシングサイトで営業をしてようやく案件を獲得していたのに、ブログ経由で問い合わせを受けるようになりました。副業としてのブログが本業のサイト制作の依頼を受けるというようなことを起こせるような効果が得られています。

 

一見すると、本業と副業が違う領域で関係ないように思われがちですが、それぞれの仕事を組み合わせることで収入が増えてくるということはよくあります。関係のないもの同士を組み合わせることで、意外なビジネスにつながるということはよくあります。

 

一見関係ないように思えても、それぞれの仕事の内容を細かく分解していくと、相乗効果が期待できることは割とあります。今あまり関係ないような仕事を本業としてやっていても諦めることなく挑戦してみると良いでしょう。

本業と副業を両立するときの注意点

本業と副業を両立させるには、とにかく時間効率を高めることに意識しましょう。ご自身の貴重な人生の時間で、本業の仕事とは別に仕事をするわけなので、副業で体力も気力も消耗してしまうと元も子もありません。

 

副業でいくら月に10万円稼げるようになったとなっても、本業を疎かにして減給や処分されてしまっては苦しくなるばかりです。副業で稼げるようになりたい気持ちはわかりますが、無理なく継続できる内容を選ぶことが大切です。

 

本業と副業を両立させるために、時間効率や気力体力を十分に温存できる体制を整えることが大切です。これから副業を選ぶときには、時間と気力体力を土台にして、本業と副業で相乗効果が期待できるものを選んでいきましょう。

まとめ

今回の記事では本業と副業の組み合わせ方について紹介しました。副業の種類が多くなり、そもそもどれを選んだら良いのかわからないという人も多いことかと思います。そんな人に向けて本記事では以下のような内容で本業と副業の組み合わせ方について紹介しました。

 

・副業を選ぶときは本業と両立できるようにするために、なるべく体力や気力を消耗しない在宅でできる仕事を選ぶと良い。

・本業と副業は同じ領域の仕事内容を選ぶことで、双方で得られた知見や経験を生かしやすくなり、早く収入を得られるようになる。

・本業と副業の内容が一見すると異なるものでも、組み合わせ次第でどちらにも良い影響を与えやすくなり、収入や仕事の幅が広がる。

 

副業は本業の収入と別にお金を稼ぐ手段であり、本業とは別の収入源になります。副業は確かに第二の収入源になりますが、お金を稼ぐ以上に本業では得られないような知識や経験、人脈と言ったものが手に入る手段です。この記事を書いている私自身、副業でお金を稼ぎたいという想いから副業を始めましたが、今ではお金を稼ぐ以上に経験や知識、人脈といったものが得られるようになって充実した毎日を送れるようになりました。

 

これから副業を初めてみたい人は、最初はお金を少しでも稼いでみたいという気持ちから始めるのも良いですが、本業とのバランスを取って、お互いに良い影響を与えられる方法を模索してみてください。本記事がみなさんの副業選びの一助になれば嬉しいです。