「介護の仕事をしたいな。介護の仕事をするにはどんなことをすれば良いのだろうか。」
「介護初任者研修というものを聞いたけど、難しいのかな。」
少子高齢化社会が進む昨今。人手不足の流れが加速していく中、高齢者の人口も増えてきており、ますます現役世代への負担が増えています。こうした中、介護の需要も年々増してきており、介護の仕事を目指す人も増えてきています。しかし、家族などの身近な人の中で、介護の仕事についていないなどで、介護の仕事を始めるにあたって、どのような研修をしなくてはいけないのかが見えづらくなっています。
介護職員を目指す際に、介護職員研修制度があり、この研修制度をパスすることで介護の仕事に従事することができます。元々はホームヘルパー2級に相当するもので、現在では介護職員研修制度となっています。今回の記事では、介護職員研修制度について基礎からお伝えしていきます。
今回の記事を作成している私は、これまでに介護に関する記事のインタビューを行い、数多くの記事を作成しました。私のこれまでの経験を踏まえて、記事を作成します。今回の記事を読むことで、介護職員研修制度について基礎から理解でき、お得に制度を利用することができるでしょう。
ぜひ、最後まで読んでいただき、介護職員研修制度について理解していただけたら嬉しいです。
介護初任者研修とは
介護初任者研修は、介護職に必要な基礎知識や技術を習得する研修です。介護施設や訪問介護の仕事をする際に、必ず受験しなくてはいけないものです。介護初任者研修は介護未経験や介護に関する資格が無い状態でもスタートできるものです。
介護初任者研修は講義と実技演習で構成される約130時間の研修を受講します。これらの課程を全て修了すれば、修了試験を受験でき、合格すれば介護の仕事に従事できます。介護職の第一歩として、受験されるケースが多いです。
介護未経験者でも特に資格は必要なく受験できる研修制度であるため、介護職の最初の一歩として、選ばれる制度です。また、介護職未経験者が介護職としてスタートするために非常に有効的な研修であります。
介護初任者研修の条件
介護職員初任者研修(旧:ホームヘルパー2級)は、介護の基礎知識と技術を学ぶための資格で、介護業界への入門資格として位置づけられています。取得するための条件は比較的緩やかで、以下のような特徴があります。
介護職員初任者研修の受講条件
- 年齢制限なし(ただし、研修機関によっては18歳以上を推奨する場合もあり)
- 学歴・資格不要(初心者でも受講可能)
- 日本語の理解力が必要(講義やテストが日本語で行われるため)
- 講座を修了すること(全カリキュラムを受講し、修了試験に合格すること)
受講方法
- 通学:学校や研修機関に通う
- 通信+通学:オンラインやテキスト学習とスクーリング(実技研修)の組み合わせ
- 夜間・土日コース:仕事をしながらでも受講可能なスケジュールあり
受講費用
研修機関によって異なりますが、5万円~15万円程度が相場。自治体の助成金や介護施設の支援制度を利用できる場合もあります。
修了後の進路
- 訪問介護員(ホームヘルパー)
- 介護施設のスタッフ
- 介護福祉士実務者研修へのステップアップ
介護業界で働く第一歩として、多くの人が取得する資格です。受講を考えている場合は、自治体の助成金や求人情報をチェックしておくとよいでしょう。
□介護初任者研修の期間と内容
介護初任者研修の研修期間は大体1〜3ヶ月程度です。早い方は約1ヶ月程度で完了する方もいます。平均すると、多くの方は約2〜3ヶ月で完了するケースが多いです。仕事や家事をしながら受講している方の場合は、3ヶ月以上時間がかかるケースもあります。
研修機関によってスケジュールが異なるため、自分のライフスタイルに合ったコースを選ぶことが大切です。
② 研修内容(130時間)
介護の基礎知識と技術を学ぶため、以下のカリキュラムが用意されています。
科目 | 時間数(目安) | 内容 |
1. 職務の理解 | 6時間 | 介護職の役割や責任を学ぶ |
2. 介護に関する基礎知識 | 12時間 | 介護の理念、高齢者の特徴、認知症の基礎知識 |
3. 介護におけるコミュニケーション技術 | 6時間 | 高齢者との接し方、傾聴の技術 |
4. 老化の理解 | 6時間 | 身体的・精神的な変化を学ぶ |
5. 介護と自立支援 | 6時間 | 自立支援の考え方、生活支援の基本 |
6. 生活支援技術 | 75時間 | 食事・入浴・排泄・移動などの実技 |
7. 振り返り | 4時間 | 学んだことを確認し、現場での活かし方を考える |
合計 | 130時間 | – |
③ 研修の進め方
- 座学(講義・演習):テキストを使った学習(通信学習が可能な場合も)
- 実技演習:ベッドメイキングや車いすの介助、入浴介助など
- 修了試験:筆記試験(基本的な内容で、落とす試験ではない)
④ 修了後の活躍の場
- 訪問介護(ホームヘルパー)
- デイサービス、特別養護老人ホームなどの施設介護
- 介護福祉士へのステップアップ
受講期間は短いですが、介護の基本をしっかり学べる研修です。資格取得後は、すぐに介護現場で働けるようになります。
介護初任者研修の難易度
介護初任者研修と聞くと難しい印象を抱く方も多いかと思います。しかし介護初任者研修はあまり難易度は高くなく、初心者の方も安心して受験でき、合格しやすい試験になっています。ここからは試験の難易度について詳しく解説します。
① 試験の難易度
- 修了試験の合格率はほぼ100%
- 研修の内容をしっかり学んでいれば、特別な対策をしなくても合格できるレベル。
- 落とすための試験ではなく、知識の確認が目的。
- 万が一不合格でも、多くの研修機関では再試験が可能。
- 試験の形式
- 筆記試験(選択式・○×式)が中心。
- 介護の基本知識(体の仕組み・認知症・介護技術など)を問う内容。
- 難解な専門用語や高度な医学的知識は不要。
② 研修の難しさ
項目 | 難易度 | 理由 |
座学(講義) | ★☆☆☆☆(易しい) | 基礎から学べるため、初心者でも理解しやすい |
実技(演習) | ★★☆☆☆(やや易しい) | 体を動かしながら学べるが、最初は戸惑うことも |
修了試験 | ★☆☆☆☆(易しい) | 基本問題が中心、授業を受けていれば合格可能 |
研修の負担 | ★★★☆☆(普通) | 130時間の受講が必要、スケジュール調整が大変な場合も |
③ 難しく感じるポイントと対策
- 未経験者は介護技術に慣れるのが大変
→ 繰り返し練習すればOK(講師や仲間と一緒に学べる) - 130時間の研修時間を確保する必要がある
→ 短期集中 or 長期コースを選択し、自分のペースに合わせる - 修了試験が不安
→ 講義の内容を復習すれば問題なし(試験前に確認テストをする研修機関も多い)
介護初任者研修は未経験者でも問題なく学べる内容で、研修をしっかり受ければ、修了試験は十分に合格できる内容です。介護初任者研修に合格するには、学習時間を十分に確保して対策をすればできます。
□介護初任者研修を無料で受ける方法
介護職員初任者研修は通常5万円~15万円程度の受講費用がかかりますが、無料で受講する方法もあります。 以下の方法を活用すると、自己負担なしまたは少額の費用で資格を取得できます。
① ハローワークの「職業訓練(求職者支援制度)」を利用する
【対象】
- 現在、失業中で求職活動をしている人
- 雇用保険を受給していない人(受給終了者も含む)
【内容】
- 介護初任者研修を含む「介護職員養成コース」を無料で受講できる
- 受講期間は約2~3ヶ月
- **「職業訓練受講給付金(月10万円)」**を受け取れる場合もある
【申し込み方法】
- ハローワークで相談し、求職者支援制度の対象になるか確認
- 指定の職業訓練校を紹介してもらう
- 受講申請を行い、選考を受ける(面接や書類審査あり)
ポイント
- 定員があるため、早めに申し込むのがオススメ!
- 交通費は自己負担になる場合があるため要確認
② 介護施設の「働きながら資格取得制度」を活用する
【対象】
- 介護施設で働きながら資格を取りたい人
- 無資格・未経験でもOK
【内容】
- 介護施設が受講費を全額負担(もしくは補助)
- 働きながら受講できるため、給与をもらいながら資格を取れる
- 受講後、一定期間(半年~1年)施設で働くことが条件になる場合が多い
【申し込み方法】
- **「資格取得支援制度あり」**と記載のある介護施設の求人を探す
- 施設に応募し、採用された後に研修を受ける
ポイント
- 実質無料で資格が取れるが、一定期間働く必要がある
- 未経験から介護業界で働きたい人におすすめ
③ 自治体の助成制度を活用する
【対象】
- 地域によって異なるが、多くは求職者や転職希望者が対象
【内容】
- 各自治体が受講料の一部または全額を助成
- 終了後に介護職に就職することが条件の場合もあり
【申し込み方法】
- 市区町村の福祉課や介護関連の窓口に問い合わせ
- 対象となる研修機関や支援内容を確認
- 指定の手続きを行い、助成金を受ける
💡 ポイント
- 地域によって助成金の有無や条件が違うので要確認!
- 「介護職就職支援金制度」などの名称で募集されていることが多い
④ 介護職員初任者研修の無料キャンペーンを利用する
【対象】
- 期間限定キャンペーンを実施しているスクールの受講者
【内容】
- 介護スクールが期間限定で**「受講料無料キャンペーン」**を実施
- 指定の条件を満たすと、受講料が免除される(例:修了後に施設で一定期間働く)
【申し込み方法】
- 「介護職員初任者研修 無料 キャンペーン」などで検索
- 条件を確認し、申し込む
ポイント
- 求人とセットで募集されることが多い
- 定員が限られているため、早めの申し込みが重要
⑤ 会社の福利厚生制度を利用する(転職者向け)
【対象】
- 異業種から介護業界に転職を考えている人
【内容】
- 企業の福利厚生で研修費を補助・負担してもらえる場合がある
- 介護関連の転職エージェントが資格取得支援を行っていることも
【申し込み方法】
- 介護業界への転職を支援するエージェント(例:かいご畑、スタッフサービス・メディカル)に登録
- 無料で資格取得ができる求人を探す
💡 ポイント
- 転職を前提にしている場合におすすめ
- エージェント経由だと、研修と就職がスムーズに進む
まとめ:無料で介護職員初任者研修を受ける方法一覧
方法 | 対象 | ポイント |
ハローワークの職業訓練 | 失業中の求職者 | 受講費無料+給付金あり(条件付き) |
介護施設の資格取得支援制度 | 介護業界で働きたい人 | 施設で働く代わりに無料で取得 |
自治体の助成制度 | 地域による | 受講後に就職が条件のことが多い |
スクールの無料キャンペーン | 期間限定 | 定員があるので早めに申し込む |
転職エージェントの支援制度 | 介護業界に転職希望の人 | 仕事と資格取得を同時に進められる |
おすすめの行動
- ハローワークで相談する(求職者向け)
- 「資格取得支援あり」の求人を探す(介護施設で働きながら取得)
- 自治体の助成制度を調べる(地域の福祉課に問い合わせ)
- 無料キャンペーンを実施中のスクールを探す
- 転職エージェントを利用する(介護業界への転職希望者向け)
「無料で資格取得+就職サポート」を受けられる制度が多いので、積極的に活用しましょう。
介護初任者研修を通過するとお金がもらえるの?
介護初任者研修を通過すると、直接ではないが、条件によっては助成金や支援金を受け取れる場合があります。以下の制度を利用すれば、受講費用を補助してもらったり、受講中に給付金をもらうことが可能です。
① ハローワークの「職業訓練受講給付金(求職者支援制度)」
もらえるお金
- 月10万円(職業訓練受講給付金)
- 通学交通費(月額上限42,500円)
- 託児費用(条件あり)
条件
- ハローワークに求職登録している
- 雇用保険を受給していない(または受給が終了している)
- 世帯収入が一定額以下(※単身で月8.3万円以下など)
- 介護職員初任者研修を含む「介護職員養成コース」などの職業訓練を受講
申し込み方法
- ハローワークで相談し、受講可能な職業訓練を確認
- 申し込み&審査を受ける
- 受講しながら給付金を受け取る
ポイント
- 受講料も無料になることが多い!
- 条件を満たせば、研修中も生活費をサポートしてもらえる
② 介護施設の「資格取得支援制度」
もらえるお金
- 研修費用を全額補助(=無料受講)
- 研修中も給与が支払われる(時給制 or 月給制)
条件
- 介護施設で働くことが前提(一定期間の勤務が条件)
- 「資格取得支援制度あり」の求人に応募する
申し込み方法
- 「資格取得支援あり」の求人を探して応募
- 施設で働きながら、研修を受講
- 資格取得後も、一定期間その施設で勤務
ポイント
- 資格を無料で取得できるだけでなく、働きながら給与ももらえる!
- ただし、一定期間の勤務義務があるので注意
③ 自治体の「就職支援金・受講費補助制度」
もらえるお金
- 受講費の補助(全額または一部)
- 介護職への就職支援金(最大20万円など)
条件
- 研修修了後に、介護職に就職すること
- 自治体ごとに異なるため、事前に確認が必要
申し込み方法
- 市区町村の福祉課に問い合わせ
- 指定の研修機関で受講する
- 修了後に介護職に就職すると、支援金がもらえる
ポイント
- 自治体によって支援内容が異なるため、事前確認が必須!
- 「介護職就職支援金」や「資格取得助成金」などの名前で募集されていることが多い
④ 介護福祉士を目指すなら「実務者研修補助・貸付制度」
(※介護職員初任者研修の後に介護福祉士を目指す場合)
もらえるお金
- 最大20万円の貸付金(実務者研修の費用補助)
- 介護福祉士として2年間働けば、返済免除!
条件
- 介護職員初任者研修を取得後、介護施設で働く
- 介護福祉士を目指して「実務者研修」を受ける
申し込み方法
- 都道府県の社会福祉協議会に申し込む
- 実務者研修の費用を貸付してもらう
- 資格取得後、2年間介護職に従事すれば返済免除!
ポイント
- 将来的に介護福祉士を目指す人向けの制度!
- 「貸付」だが、条件を満たせば返済不要=実質無料
まとめ
今回の記事ではこれから介護職を目指す人に向けて介護職員初任者研修制度について解説しました。今回の記事のポイントは以下の通りです。
・介護初任者研修は、介護職に必要な基礎知識や技術を習得する研修
・介護初任者研修は、難易度は高くなく、合格率は100%
・介護初任者研修は、条件によってはお金をもらうことができる。
いかがでしたでしょうか。
これから介護の仕事につきたいけれど、どうやってなれば良いのか、また、研修があるのかわかりにくいところもあるかと思います。今回紹介した介護初任者研修を受講していただければ、介護職に従事できます。これから介護の仕事を始めたい人はぜひ参考にしてくれると嬉しいです。