「会計ソフトを導入したいけど、Macに対応している会計ソフトが見つからない。」

「Macに対応している会計ソフトのオススメが知りたい。」

 

個人事業主の方でMacを使って仕事をされている方であれば、こんな風に悩んだ経験がある人も多いことでしょう。

会計ソフトにはMacでは使えないものが数多くあり、Macだとあまり会計ソフトを使うのに向いていないのかなと思いがちですよね。

 

この記事を書いている私自身も普段Macを使っており、会計ソフトをMacでも使えるものを探していました。私が探している中で、Macには対応していない会計ソフトもいくつかあり、意外と選択肢が少ないんだなと感じたことがありました。

 

私自身、会計ソフトを導入するにあたりたくさんの情報収集と、会計ソフトを実際に使って試して試行錯誤をしてきました。私の会計ソフトの研究によって、個人事業主でMacを普段使っている人が、最適な会計ソフトに出会うための選び方が見えてきました。

 

今回の記事では、私の経験を交えながら個人事業主で普段Macを使っている方が会計ソフトを選ぶ考え方と、会計ソフトのオススメを紹介します。

今まさに探していてどんな基準で探せば良いか迷っていた方も、これから会計ソフトを探そうとしていた方にも役立つ内容となっています。

 

ぜひ、最後まで読んで今後の会計ソフトを選ぶ参考にしてくださいね。

Macで会計ソフトを使うには

Macユーザーの方の場合、意外とMacに対応していない会計ソフトが巷に多くあり、会計ソフトの選択肢が少ないと感じることが多いことでしょう。会計ソフトを導入するためだけに普段あまり使わないWindowsを購入するのも、費用対効果を考えるとコスパが悪いと感じることでしょう。

 

基本的に、Macに対応している会計ソフトは操作画面の視認性が高く、使いやすいものがほとんどです。Macユーザーが会計ソフトを選ぶときの考え方として、次のように考えると良いでしょう。

 

1.Mac対応のインストール型会計ソフトを使う

2.クラウド型会計ソフトを使う

 

会計ソフトには「インストール型会計ソフト」と「クラウド型会計ソフト」の2種類ありますが、それぞれ特徴があります。次の章でこれらについて詳しく解説していきます。

会計ソフトの種類とメリット・デメリット

会計ソフトには「インストール型会計ソフト」と「クラウド型会計ソフト」の2種類があります。「インストール型会計ソフト」は会計ソフトのパッケージ品を購入し、PCにインストールするタイプの会計ソフトです。「クラウド型会計ソフト」はインターネット上の会計ソフトで、WEBがつながる環境であれば誰でもどこでもアクセスすることができる会計ソフトです。

 

「インストール型会計ソフト」と「クラウド型会計ソフト」は次のようなメリット・デメリットがあります。

 

・「インストール型会計ソフト」のメリット

1.買い切り型なのでランニングコストがかからない

「インストール型会計ソフト」は買い切り型のパッケージソフトなので、一度ソフトを購入してしまえば、その後追加費用はかからないのがメリットです。一度ソフトをインストールしてしまえば長く会計ソフトを使えるのがメリットです。

 

2.通信環境によって処理速度が変わらない

「インストール型会計ソフト」はパソコンに会計ソフトをインストールしてしまえば通信環境に左右されずに会計ソフトを使うことができます。通信環境に左右されることがないのでどこでも好きなタイミングで会計ソフトを使えます。

 

・「インストール型会計ソフト」のデメリット

1.最新の法改正による税計算に対応していない

2.会計ソフトをインストールしたパソコンしか使えない

 

1.最新の法改正による税計算に対応していない

会計ソフトを導入した最新の状態であれば、最新の法律に基づいた税計算が適用されています。しかし、年度が変わっても導入した当時の税計算の方法のままなのでご自身で最新の計算に修正する必要があります。

 

基本的に大幅な計算方法の変更は多くはありませんが、ご自身の事業によっては計算式を変更する場合があるかもしれませんので、注意が必要です。

 

2.会計ソフトをインストールしたパソコンしか使えない

インストール型会計ソフトはインストールしたパソコンにしか使えません。会計ソフトをインストールしたパソコンがデスクトップ型であれば、外に持ち出して会計ソフトを使うことができません。

 

・「クラウド型会計ソフト」のメリット

1.インターネットがつながる環境であれば、どの端末からでもアクセスできる

2.会計ソフトが頻繁にアップデートをしてくれるので、法改正に柔軟に対応できる

 

1.インターネットがつながる環境であれば、どの端末からでもアクセスできる

クラウド型会計ソフトはクラウド上で会計ソフトのデータを管理しているので、インターネットにつながる環境であれば、どこからでもアクセス可能です。外出中、緊急で会計処理を行わなければならない方にとって、柔軟に対応できる端末であるので重宝できることでしょう。

 

2.会計ソフトが頻繁にアップデートをしてくれるので、法改正に柔軟に対応できる

クラウド型会計ソフトはクラウド上で最新の税計算に自動でアップデートします。自動でアップデートされるので、最新の税計算について考えずに会計ソフトを使えます。余計なことを考えずに、会計処理をご自身でできるのは良いでしょう。

 

・「クラウド型会計ソフト」のデメリット

1.インターネット環境がないと会計ソフトを使えない

2.ランニングコストが発生する

 

1.インターネット環境がないと会計ソフトを使えない

「クラウド型会計ソフト」はインターネット環境がないと、そもそもクラウドにアクセスすることができないので、会計ソフトを使うことができません。会計ソフトをインストールする手間は省けますが、インターネット環境によって会計ソフトが使えない場合があるので、注意が必要です。

 

2.ランニングコストが発生する

「クラウド型会計ソフト」は毎月の会費を払うケースがほとんどです。中には完全無料となっている会計ソフトもありますが、会計ソフトとして使える機能が限定されていることがほとんどです。導入コストは低いですが、毎月の固定費が発生する点には注意が必要です。

Macで使える会計ソフトの選び方

Macで使える会計ソフトを選ぶには、ご自身で普段使っているMac PCだけでも使えるかを基準にして決めましょう。会計ソフトを導入するためだけに、普段使っているPC以外のものを購入するのは費用的にみてもコスパが悪いです。

 

もちろん、Windowsで他にやりたいことがあれば別ですが、会計ソフトだけのためにWindowsを購入するのはあまり得策ではありません。Macを普段使っているのであれば、Macに対応している会計ソフトを選ぶ方が良いでしょう。

 

Macに対応している会計ソフトは操作画面がみやすく、これまで会計業務をしたことがない人でも簡単に操作できるものが多いです。従業員がそこまで多くないのであれば、Mac対応の会計ソフトでも十分に満足できるものが多いです。

 

普段Macユーザーの方であれば、基本的にはMac対応の会計ソフトから選ぶようにしましょう。

Mac対応の会計ソフトを導入するなら「クラウド型会計ソフト」がオススメ

Macユーザーが会計ソフトを導入するのであれば、「クラウド型会計ソフト」を導入することをオススメします。「クラウド型会計ソフト」はMacに簡単に導入できるだけでなく、会計業務の大半を自動化する機能や直感的な操作ができる画面を備えているので、使いやすいです。

 

インターネット環境さえ整っている場所であれば、いつでも・どこでも・誰でも使うことができるので、あまり会計業務に時間をかけたくない人でも使いやすいのが特徴です。基本的にMacのPCはシンプルな機能が多く、より専門的な機能やプログラムには向いていないこともあるので、Macユーザーであれば「クラウド型会計ソフト」を使うと良いでしょう。

 

「クラウド型会計ソフト」は常にインターネットに接続されており、最新バージョンを常に使用することができるのでバージョンアップのための手間がなくなります。Macユーザーであれば、ぜひ使い勝手の良い「クラウド型会計ソフト」を使いましょう。

Mac対応の会計ソフトのオススメ5選

Macに対応している会計ソフトはたくさんリリースされているので、何を選んだら良いのか迷いますよね。ここからはMacに対応している会計ソフトのオススメ5選を紹介します。

 

  1. 会計freee
  2. マネーフォワードクラウド
  3. やよいの青色確定申告
  4. フリーウェイ経理Lite
  5. 円簿会計

 

・会計freee

会計freeeは利用事業者数100万社を突破している会計ソフトです。銀行口座やクレジットだけではなく、POSレジやECサイトの売上情報を会計freeeと同期することができます。

 

会計freeeはMacを使っている個人事業主やフリーランスから絶大な指示を受けています。経理業務を行う際の操作画面に定評があり、簿記の知識がなくても簡単に帳簿をつけることができます。

 

会計freeeは完全無料で使える「完全無料プラン」と有料プランを30日限定で使える「期間限定無料プラン」があります。「完全無料プラン」は必要最低限の機能しかないので、要件を満たしていればオススメです。有料プランで用意している機能まで使いたい方には「期間限定無料プラン」がオススメです。

 

・マネーフォワードクラウド

マネーフォワードクラウドの特徴は「自動化連携できる金融機関(銀行、クレジットカード会社など)」が豊富であることです。会計ソフトを使うメリットとして、クレジットカード会社や銀行と自動連携ができることがあります。2018年1月に発表した同社マネーフォワードの資料によると、対応する金融機関は2,650社以上でした。

 

マネーフォワードクラウドは無料プランも用意されているので、まずは無料プランから会計ソフトの使い勝手を確かめてみるのも良いでしょう。

 

・やよいの青色確定申告

やよいの青色申告(白色申告)オンラインはパソコンにダウンロードするタイプの会計ソフトとして広く使われていた「弥生会計」がベースとなっているクラウド型会計ソフトです。簿記知識がなくても日付や金額を入力するだけで青色確定申告に必要な複式簿記帳簿が自動作成できます。

 

また、銀行明細、クレジットカードなどの取引データ、レシートや領収書のスキャンデータやスマホアプリで撮影したデータを自動仕訳してくれます。あまり帳簿する暇がない忙しい事業者には非常に重宝できる便利な機能です。

 

・フリーウェイ経理Lite

フリーウェイ経理Liteは期限制限のない無料で使える会計ソフトです。会計ソフトのメリットである手書きやexcelでの帳簿による計算ミスをなくすことができることと、会計ソフトにかかるコストを抑えられるという良いところを取った会計ソフトです。ほかの会計ソフトで作ったデータやExcelで出力されたデータを簡単に取り込めることができるので、これまで使っていた会計ソフトからの移行も簡単にできるのが魅力的な会計ソフトです。

 

会計ソフトとしての操作性が高いことも定評があり、多くのMacユーザーが重宝している会計ソフトです。会計ソフトを導入したいけど、余計なコストをかけたくない方にオススメできる会計ソフトです。

 

・円簿会計

円簿会計はインターネットさえあればどこでも作業可能な無料のクラウド型会計ソフトです。クラウド型会計ソフトのメリットでもある毎年の税制改正に対応しており、ほかのクラウド型会計ソフトと遜色なく使うことができます。

 

多くのMacユーザーから賞賛される使いやすい操作画面や簿記の知識がなくても安心して使える仕様となっています。余計なコストをかけずに会計ソフトを使いたい方にオススメです。

Mac対応の会計ソフトを導入するなら無料トライアルから

Mac対応の会計ソフトでオススメしている「クラウド型会計ソフト」は、ほとんどの場合無料トライアルで会計ソフトを試すことができます。数ある会計ソフトの中から、ご自身にとって使いやすい会計ソフトを見つけるのは難しいですよね。

 

オススメの会計ソフトを紹介されたとしても、ご自身にとって最適な会計ソフトかどうかわからないかもしれません。無料トライアルを提案している会計ソフトを試しに使えば、会計ソフトのミスマッチは比較的少なくなることでしょう。

 

会計ソフトを導入するときにネックになるのが、コストであることがほとんどです。無料トライアルを上手に使うことで、ご自身にとって最適な会計ソフトを見つけてみてください。

まとめ

今回の記事では個人事業主の方で普段Macを使っている方に、会計ソフトの選び方とオススメを紹介しました。今回の記事のポイントは次の通りです。

 

・会計ソフトには「インストール型会計ソフト」と「クラウド型会計ソフト」がある。

・Mac対応している会計ソフトは限られているが、「クラウド型会計ソフト」はMacユーザーにとって使いやすい会計ソフトが多い。

・Mac対応の会計ソフトを導入するのであれば、無料トライアルを実施している会計ソフトを使うとハズレが少ない。

 

会計ソフトにはたくさんの種類があって、どれを選べば良いのか悩むことでしょう。基本的にMacを普段使用しているのであれば、よほどのことがない限り「クラウド型会計ソフト」を選べば間違いないでしょう。

 

今回の記事で紹介したオススメ会計ソフトを中心に選びつつ、無料トライアルを利用して行けば、ご自身にとって最適な会計ソフトが見つかることでしょう。ぜひ、今回の記事を参考にして会計ソフト選びの参考にしてください。